摩耶山ブログマヤログ

Archive for 4月, 2014

突撃!となりのお買い物割 〜ひのき&なにわ編〜

土曜日, 4月 19th, 2014

( ゚д゚)マヤッ!
みなさんどうもこんにちは、マヤブルーです。

この間冬眠期間がございまして、連載と言い張るにはあまりにも苦しい悠久のブランクを経ての投稿となりますね。たいへん恐縮です。
しかし、それでも私は坂バスの正義を守りたいヒーローとして、どんなに遅筆であろうとも、ひきつづきお買い物割にご協力いただいているお店をご紹介しなければならないことを強いられているのです。

それでは反省の弁はこのくらいにして、さっそくお買い物割の参加店さんをご紹介していきますよ。
今回はアーケードのあるエルナードを出て、
王子公園側になります水道筋6丁目、
通称「ひだまり商店街」より、
美味しい2店舗をご紹介です。

それでは突撃!となりのお買い物割第2回、はりきってご賞味あれ。

 

=ω=.=ω=.=ω=.=ω=.=ω=.=ω=.=ω=.=ω=.

#3 ひのき

阪急の王子公園駅から降りまして6丁目に入り、真っ先に出迎えておられるお店がこちら、蒸し料理のひのきさんです。

IMG_8440みるからに温かみを感じるお店の構えですね。

IMG_8441お買い物割のシールはこちらに。
蒸し料理というと、知っているようで馴染みのない方もおられるかもしれません。
余分な水分を落としつつ、食材の風味や養分はそのままに。
そんなヘルシーでからだにやさしい蒸し料理の調理に使われるのはこちら、蒸籠(せいろ)という秘密アイテムです。

IMG_8442ふつう蒸籠とは杉でつくられることが多いのですが、
こちらはお料理への風味がより際立つように檜製のものを使用。
お店の名前の由来でもあります。

IMG_8430セイロ蒸し昼定食も充実しているひのきさんですが、只今のオススメメニューは「とろ~り卵とチーズのココットセット」。

少なくとも卵とチーズがつかわれたお料理であることは予想できるのですが、はたして如何様なお料理なのか。今度マヤイエローに聞いてみます。また皆さんの体験談をお待ちしています、ぜひ。

IMG_8429マスターの大源さん、通称ゲンさんは、地元の灘区がご出身。
元は寿司職人としてお店を開かれ、その後蒸し料理が好きなので2011年12月におなじ場所でオープンしたのがこのお店。
またゲンさんは水道筋でのイベントを支えておられ、年明けのえびす祭に乱入もといお邪魔させていただいた際にもたいへんお世話になったのです。この日こそは実食を!と意気込んだものの、秘密マスク着用の私には無理な相談だったのでした。メニュー表
なお取材でお邪魔させていただいた際、店内でお食事中だったのは、王子公園駅を降りてスグの場所にオープンしたばかりのカラピンチャのお二人でした。

というわけで、マスターの源さんとお客さんともども、皆さんご一緒に記念撮影をさせていただきました。こちらです。

IMG_8432
あ、間違えた。こちらです。
IMG_8433

さて気になるお買い物割チケットは、2,000円以上お食事されたお客さんより、自己申告でお配り中。ランチにディナーに、絶品蒸し料理をご賞味のあとは、ゆっくり坂バスでお帰りください。

 

 

#4 なにわ

こちらもひだまり商店街、ひのきさんと同じ列にあります、そば処のなにわさんにもお邪魔させていただきました。
IMG_8253 IMG_8258 シンプルなお店構えにして、じつはこちら、知る人ぞ知る名店だそうで、なにわさんをお目当てにちかくへ引っ越されてきた方もおられるようです。

IMG_8248 ショーウインドーには大勢の招き猫さん方がお出迎え。なんたる引力、さっそく私も招かれてまいりましょう。

IMG_8246 お邪魔したのが営業終了後だったため静かな店内でありましたが、お昼時にはお客さんでいっぱいになります。実は私、そのことを身にしみて知っておりまして、以前はアポもとらずまさに突撃してしまったところ、満員のお客さん方のお食事を青くしてしまい、その度はたいへんご迷惑をおかけいたしました。申し訳ありませんでした。

IMG_8259 名物はカレーうdもとい、カレーそばウルメ、サバ、カツオをじっくり煮込んでとったダシと特製カレーのまろやかなハーモニィを、生そばにからめていただきます。店主さんの話によりますと、大体7対3の割合でカレーうどんよりカレーそばの注文が大勢なのだそうです。言われてみれば、あまり食べたことのない気がするカレーそば。これを気に、なにわさんで初めてを味わわれてみてはいかがでしょう。

IMG_8251 なお本棚のほとんどを占めていたのは、ビジネス漫画の金字塔『島耕作』シリーズでした。おばあちゃんの代より60年は続いてきたというなにわさん。その安定したご経営に、もしかして参考にされていたりして。

IMG_8255 なお坂バスお買い物割のお渡しですが、やはり自己申告制で進呈中だそうです。絶品のカレーそばを坂バスに乗ってぜひ。

=ω=.=ω=.=ω=.=ω=.=ω=.=ω=.=ω=.=ω=.

 

以上、ひのきさんとなにわさんのご紹介でした。いかがでしたでしょうか。
どちらもひだまりの名の下に浮かび上がる、あじわいの名店。ぜひ実際に足をはこび、その味を堪能されてみてください。

さてここでツイッター&フェイスブックからもお知らせいたしましたが、告知です。

4月より消費税増税にともない、坂バスの乗車料金も値上げとなりました。
大人料金は210円、小人料金は110円となります。ご理解&ご協力&ご容赦&ご承諾のほど、よろしくお願い申し上げます。
回数券におきましては、以前にご購入いただいたものは引き続き、200円引き(もしくは100円引き)券としてご利用いただけます。その場合は別途10円が必要となりますので、誠に恐縮です。

なお今後の回数券ですが、新たに210円11枚2100円/23枚4200円、110円11枚1100円と展開して参ります。また、さらに新顔としまして、いわゆる昼得回数券の販売も始まりました。こちらは10時〜16時59分までの間、20枚で3200円となっております。どうぞご利用くださいませ。

この新回数券は山上のmonte702や坂バスにいさんも取扱いを開始しておりますので、お買い求めの際はぜひ。
それでは新年度もすばらしい坂バスライフを。
マヤブルーでした。
( ˘ω˘)マヤァ….。oO(詳細は以下のリンクからもどうぞ)
http://www.kobe-minato.co.jp/saka-bus.html

「悠久のマヤ遺跡! 歴史への道しるべを辿る」(4)

月曜日, 4月 14th, 2014

摩耶ふしぎ発見ロゴさぁここまで3つミステリーが終わりました摩耶 ふしぎ発見!
いよいよ今回が最後のクエスチョン。山頂に向けて、マヤ遺跡のふしぎも頂点に達していきます。

それでは参りましょう。

ラストミステリー、

摩耶、ふしぎ、発見!

(カメラズ-ムイン)

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

IMG_9294旧天上寺から摩耶山の頂上にある掬星台へは、ふたつのルートが存在します。より多くのハイカーが歩くのは右(東)側の観音道。杉の林や湧き水など、自然風景に恵まれた人気のコースになっています。

_が。ここであえて左(西)側、奥の院道に曲がってみるのがミステリーハンターの使命!未知なる道はみっちり踏破しなければモヤモヤするではありませんか。いざ前人未踏の秘境へ・・・!!
※整備されていますし、けっして前人未踏ではありません。

 

IMGP6371観音道が横へ横へと進んでいくのにくらべ、奥の院道は上に上に登っていく感じがします。かつてはこの急勾配な山道を駆けまわり、修行する超人的な行者たちがいたといいます。そう、天狗のみなさんです!

 

その後、天狗の姿は消えたが、明治時代に入ってから再び、
摩耶山の山道を走ることに熱意を持つ人物が現れた。彼の名はA.C.シム。
スコットランド生まれの実業家であるシムは、1870年に来神。
薬剤師として働いた居留地では
KR&AC(神戸レガッタ&アスレチック倶楽部)を設立したほか、
居留地から摩耶山・天上寺までを往復する長距離走の大会実現に深く関わった。
このレースはのちに日本で最初の長距離走とされ、
摩耶山がトレイルランニングの起源とされる所以にもなっている。
また140年ほど経った2013年5月11日、
シムの業績を讃える「第1回シム記念・摩耶山登山マラソン」が開かれた。
そして第2回大会は今年の12月に開催される予定であり、
4月22日にはプレイベントがおこなわれた。
天狗、シムからつづくトレラン文化は、今なお人びとを魅了し受け継がれている。

 

はい、おなじみ解説ナレーターさんありがとうございました!

それで、さっそく登っていくのですけど、クネクネ曲がる角にいつもふしぎな物体があるんですよね。

IMGP6370 これとか、

IMGP6376 これも、

よくみると番号が書いてあるのがお分かりいただけますでしょうか。
うーんこれはなに?もしかして早々のラストクエスチョン!?

それではこれらの物体とは、一体何なのでしょうか?

♪テレレレテレr

そうは私がさせない。
これらはすべて、旧天上寺から掬星台までをぐるりと囲んだ
八十八ヵ所巡りの跡だ。
明治の後半に整えられ、当時の人びとがご利益を求めて巡り歩いた。

また途中にある公廟跡は赤松円心のものである。
円心は室町幕府の成立に関わった播磨国守護であり、
摩耶山城を拠点に六波羅探題の攻撃を退けたと言われている。
元は木造の廟屋と拝殿があり、石造の五輪塔婆が安置されていた。
なお最近になって注目を集めているあの黒田勘兵衛は、
実は赤松氏の陪臣の子である。

 

うむむ、ナレーターさんから思わぬ反撃にあいましたが、
なんと摩耶山にかつて山城があったとは!
お寺にお城、まさに文武両道の山だったのですね~。

さてこの奥の院道、さすが天狗さんが修行に走っただけあり、ちょっとキツめです。別名「馬の背渡り」。急な傾斜がうにょうにょと続き、なかなか終わらないものですから、また、息が、切れてくるわけですが、はぁ、名前のとおり、この道を、登りきった、その先、には、

IMGP6381 奥の院の跡がありまーす!!!!

モミジやヤマザクラといった古木に囲まれ荘厳さをたたえるこの場所は、
かつて修験道の行場だった。
摩耶山屈指のパワースポットエリアの入口であり、
今なお当時の土台が残されている。
なおここでの奥とはもちろん、「旧天上寺の奥」という意味である。

このあたりは笹が茂り、風が吹けばサラサラと音がきこえるほど静か。なるほどこれが「神秘的」というものなのかもしれません。
さらに付け加えますと、奥の院の跡周辺は文字どおり伝説のスポットが数多く語り継がれていますよ。ですよねナレーターさん!?

そのとおり。
“丑三つ参旧跡”

“弁天池”
“龍神社”
“龍神淵”
…などなどである。

今となっては手がかりを見つけにくく、
林のなかに眠っているであろうミステリースポットたち。
日の目がでるようなことがあれば
摩耶山における世紀の発見と言えるでしょう。
求む、ミステリーハンター!!
※国立公園内ですのでマナーを守り、
安全なミステリーハンティングをお楽しみください。

 

そしてマヤ遺跡最高峰のミステリースポットは、奥の院のさらに奥に潜んでいます。

こちら、天狗岩大神です。

IMGP6450

横たわる巨大な天狗岩は磐座(いわくら)といい、
神々が降り立つための舞台と考えられてきた。
また諸国で狒々や大蛇を退治してまわった
岩見重太郎による狒々退治の地としても語り継がれている。
なお近くには摩耶山の三角点、標高698メートルの指標が立ち、
パワー・標高とも、まさに
摩耶山の頂点といえるミステリースポットである 。

さあ、4回に渡り、年を跨いでまでご紹介してきたマヤ遺跡でのミステリーハンティングも、いよいよ集大成といえるラストクエスチョンのお時間がやってまいりました。
これまでの答えを振り返ってみますと、「穴」「ラムネ」「(あの国民的長寿対談番組)」と、なかなか脈絡のないものになって参りました。

そして最後はここ、天狗岩大神からのクエスチョンです!

 

IMGP6452この天狗岩、正面からみるとわかる通り、
中央に大きく割れているのがわかります。
昔の人びとはこの割れ目をある部位に見立て、
そこに卵を納めて祈ることで子宝を願った
といいます。
その部位とは本来、女性に特有のものなのだそうですが、
それではこの部位とは、いったいどこでしょうか!?
♪テレレレテレレレテレレレテレレレレ〜♪

 

それでは答えを発表いたしましょう!
…おっとここでディレクターよりカンペ指示が。
なになに?
「くれぐれも失礼のないように」
_うんうん、わかりました、おまかせください。

 

というわけで正解は、おピーーッ、でした!!!!

 

やれやれまったく、危ないところであった。

正解者のオトナな皆さまには、
摩耶ビューテラス702「モンテ702」絶賛発売中の、
りゅーじんくん人形をご紹介します!
IMGP6565 テーレッテー♪

そして答えがわからなかったお子様な皆さまは、
残念ながらやはり何かをボッシュートなんですね。
♪テレッテレッシュルルルル〜♪

さてここまで4問のクエスチョンを お送りしてきました、摩耶ふしぎ発見。
見事パーフェクトを達成されました読者の皆さま、
そして残念ながらそうではない皆さまにも、
ここでプレゼントのお知らせです。

4月26日におこなわれる
摩耶ケーブルで行く!悠久のマヤ遺跡 撮り歩き4時間の旅
(意訳)を
ご覧の皆さまから先着で15名までお申し込みいただけます!!

このプレゼント参加ご希望の方は、
アドレスinfo@yasuwan.com、
「山撮り写真教室」件名まで、
氏名・携帯電話番号・ご住所を明記の上
メールでお申し込みください。

皆さまのご応募、お待ちしています!

 

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
さてそろそろお別れのお時間がやってまいりました。
悠久の歴史を現代に紡ぐマヤ遺跡の旅、
皆さんお楽しみいただけましたでしょうか?

それではまた摩耶山のミステリーを

お送りできることを願って、

ごきげんよう!!!!

 

 

この番組は、Inspire The MAYA-BUNIN、
摩耶山天上寺の提供でお送りいたしました。

ロマンティックをあなたに@星カフェ451☆

日曜日, 4月 13th, 2014
あなたもご覧になりましたか?
夜空を流れた一筋の光を
それは私たちの自我の願いなど叶えてはくれないのです
瞬きすると消えてしまうような
名もない隕石などではないのです
それは人類の夢と希望をのせ
地球の大いなる願いをのせ
大気圏を秒速8kmで飛び続けてくれているのです
あなたもご覧になりましたか?
宇宙ステーション[ISS]が地球に放った輝きを

4月6日(日)PM7:00
朝から不機嫌だった天候がやんわり回復し雲が晴れた束の間の夜空に、流れる一筋の光がありました。それは星空公団・原田さん、高松さんと当[星カフェ451☆]へいらして下さった皆さまと、南の夜空を眺めはじめて間もなくのことでした。
「あの光は点滅していないでしょう?飛行機とは違って」
と、原田さん。
確かに、アレは常時同じ明るさを保っている。そしてアレはすぐに消えてしまう流れ星とも明らかに一線を画している。アレはなんとも形容しがたい速度で空を横ぎっていく。あんなモノは見たことがない。・・・では、この光は、一体?・・・ま、まさか・・!ま・・
まさか一体なんだというのでしょうか。今この場が星空観測会でなかったなら無知な私は「UFOを見た」とひとり大騒ぎしてしまうところだったではないですか。あぶないあぶない。

そんな前置きはさておきまして、
この未確認飛行物体こそが本日の観測目玉であるアレなわけですね、あれ。

地球の科学のなんたるか!
新進気鋭なそのボディ!
人が、生活、できる、、、宇宙の研究所!!!

人呼んで、

\ 国際宇宙ステーション【ISS】/

だったわけですね。

DSCN9668雲一つない空もこの後急激に曇ってしまい残念ながらお月様と春の星座は隠れてしまったのでした。

DSCN9666ISSを見上げて大フィーバー~まやケーブル[虹の駅]舎前にて~
↑雲に襲われる前のしあわせだった頃の我ら

さて、しっかりとISSの神秘を堪能した所で
一度駅舎に戻って原田さんの講義をお茶と共に楽しみます。
当[星カフェ451☆]カフェというからにはちゃーんとお茶タイムもあるのです。
そしてこのお茶を飲みながらの講義タイムこそが・・・
当・星空観測会が「星カフェ☆」であるが故の最大の魅力なのです!!!
それは時に天体観測をも凌駕する異彩を放つ。

題して「原田さんのトーク☆SHOW @虹の駅-ISS記念スペシャル.ver-」〜開幕〜

そこに、宇宙と共に広がっていたのは、、、めくるめく原田さんワールド!!!
今宵、星と原田さんから・・・目が離せない!
中でも特に笑わせて深くたのしませて頂いたのが「ハウメアマケマケ」の話。
それからアンドロメダを二往復したり地球に不時着してみたり・・・
こ、これ以上はお伝え出来ないわ!この先は参加者だけのお楽しみよ!!

そうこうしている間にトーク☆SHOWも佳境に差し掛かり、宴もたけなわ・・・
そのとき外で天体望遠鏡をスタンバってくれていた高松さんから朗報が!!
「雲が晴れましたよ~」

1382413_695563780481683_480038434_n初めて覗いた天体望遠鏡。レンズには、たくさんのクレーターがひしめく大きな大きな半月と、衛星が一直線に4つ並んだイヤリングみたいな木星が映し出されていました。
「あれは地球という星だよ」と、向こうからもこちらを覗いているのでしょうか。手を振ってみたい気持ちになりました。

さーて次回の星カフェ451☆は夏に開催予定です。日程が詳しく決まり次第こちらで告知させて頂こうと思います。こうご期待☆
注・次回も星と原田さんにクギ付け警報が発令されるおそれあり

星空を眺めながら、原田さんのお話を聞きながら、人を笑顔にできることの素晴らしさを痛感した
そんな夜でした。

秘技、虎ひしぎ!!“THE・達人”甲野善紀先生が摩耶山にご来灘の巻。

木曜日, 4月 10th, 2014

さて、このように大盛況におわりました「摩耶山で達人と一緒にはじめての登山&まき割り 火おこし&おにぎり体験」3月21日)でしたが、あとおひとり、TATSUJIN of TATSUJINであらせられる達人のご紹介がまだでしたね。お待たせいたしました、それではご紹介いたしましょう。

身体使いの達人、甲野善紀先生ですッッッ!!!!!!

IMGP7123/ ザッ… \


ごらんいただけるとおり、当日は雪が降るなかのSTARTだったわけですが、先生の出で立ちはまさに達人。なお終始履かれていたのは地下足袋のようなものでした。

 

さて最初に甲野先生へ注目が集まったのは旧天上寺へとつづく悠久の石段。その登り方として甲野先生が披露したのは足さばきかと思いきや……

IMGP7147/ ガギッ \

この指づかい。えっ?動かすのは足なのに、なぜ指なのか、ですって??NO NO、考え方を根本的に変えなければなりませんよ。人は、爪先から指先、頭の先まで使って動くことこそ、身体の理にかなうことができるのですから。
先生、この指づかいで手を固定したまま…

 

IMGP7145/ ザザザザザザザザザザザザザザザザザザッ \

まるで、いや、なんとも形容しがたい、しかしSMOOTHな美しい動きで駆け上がっていく甲野氏。
もう100人みんなが「( Д ) ゚ ゚」状態。この動き、この指さばきこそ、甲野氏が古来の叡智より現代に蘇らせた秘技「虎ひしぎ」です。言葉で説明しますと、「内に回そうとする親指の動きと、それに逆らい外に引っ張る人差し指の動きが均衡する状態」になります。…ええと、実際にIMAGEをつかんでいただくには、甲野先生のご本なりDVDからどうぞ。

この「虎ひしぎ」によって何が起こるのかというと、重心が安定し、より無駄なく身体をうごかすことができるようになります。結果として、たとえば山道で使えば登りや下りでの負担を改善できるようになるのです(UKEURI)。

つぎに甲野先生の見せ場となったのは、薪割りでのこと。LUMBER JACKS加古川の皆さんと、なにやら技術交流がおこなわれた模様で、伝説の“最速の薪割り”が披露されたのでした!!ここから連続写真で、どうぞ。

IMGP7311 IMGP7310 IMGP7309/ スコーン!! \
※背景の角度や様子が異なるのはお察しください。

IMGP7221/ ザァッ… \


うーむ美しい・・・極められた動作とはじつに美しいものなのだということを、この画像から少しでも皆さんにもお分かりいただけるのではないでしょうか。

 

さて、以上のように参加者の熱い視線をあつめた甲野先生でした。が、まだ終わりではありません。。。

 

イベント終了後、宿泊希望者を対象に、夜の特別講習が開かれていたのです!!!!

こちらは自然の家にて完全クローズドでおこなわれたため、内容を詳しくお伝えすることは控えさせていただきます。しかし、何もお見せしなくては、どうしても外せない理由で参加できなかった方に申し訳が立たない…。ということで、特別に1枚だけ、撮って出しをご覧にいれましょう_。

 

 

 

 

 

 

IMGP7368/ ズザアァァァッッ!!!! \

以上、摩耶山にご来灘された

甲野善紀先生のレポートでした。

 

またのお越しを、

心よりお待ち申し上げます!!

 

〜完〜

いざ、これより開かれし摩耶山の春!@摩耶詣スコールレポート

月曜日, 4月 7th, 2014

去る3月30日・・・といえば。

そう!年に一度しか行われない超ビッグな歴史ある大イベント「摩耶詣」の開催日でした!
摩耶詣は元来「馬(家畜の代表)の息災と一家の無事繁栄を祈願し厄払いをして頂く奇祭」であったそうですが、今では「摩耶山の春の山開き」の儀も兼ねられております。
一年に、たったの一度しか、いらしては下さらない…あゝなんていじらしい。
それこそが春!ということで、年に一度なのも納得です。
そして年に一度だからこそ!式典は迫力を増す訳です!

六甲山牧場からお馬たちが駆けつけ東は天上寺から西は掬星台まで!道すがら繰り広げられる大パレード、漢たちのだんじり囃子、煙モクモク柴灯護摩供!!とそれはそれは催し大満載の華やかなお祭りなのであります。

うららかに野曳き山越え摩耶参 ~吉田笠雨~

摩耶詣についての詳しい情報は過去記事のこちらをどうぞ↓
https://www.mayasan.jp/mayalog/?p=2098 

 

・・・のはずが。

高鳴る興奮を抑えきれず期待と期待だけで迎えた当日、街は雨。
摩耶山上ももちろん雨。広がる世界はホワイトアウト。
山上バスは降雨による冠水により行く手を阻まれ・・・。

 

しかし、そんな悪天候など露知らず!

しばし小規模にはなってしまいましたが、無事に開催されました!
お恥ずかしながらわたくし今年が初摩耶詣でしたもので、うららかな摩耶詣未体験の身としましては、雨が降ろうが風が強かろうが開催スペースがまさかの掬星台の東屋オンリーであろうが見たことのない奇祭っぷりに終始圧倒されまくりでした。

 

いやぁ、素晴らしい儀でありました。

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六甲山牧場から参加予定だった木曽馬さんとミニチュアホース君は残念ながら欠席となってしまいまいたが、、、
森林植物園からスペシャルなゲストが来て下さいました!!

IMGP7475

「かっこいい顔してるだろ?ウソみたいだろ?
全部植物で出来てるんだぜ。おれ」

IMGP7535

菜の花と摩耶昆布がお供えされ、お囃子と読経が響き渡る掬星台東屋。
ここでもう一度復唱しておこう。
そう、ここは、掬星台東屋!

IMGP7555

そして最後は、摩耶詣名物・摩耶鍋と摩耶昆布を皆で美味しく頂いたのでした。

————-FIN————–

摩耶山には龍神様がいらっしゃるとお聞きしていますが、水の神・龍神様は大そうお喜びであったに違いない。この雨だもの。